精神科医大塚のお金、婚活、診療の一コマ

精神科医が婚活、お金、診療風景について話すブログです。

田舎の精神科医はコロナウイルスで消耗しない

精神科医の大塚です。

私は初期研修を終えた後、精神科医になったため感染症に対しては全く詳しくありません。その上で精神科の外来診療をする中で感じたことを話したいと思います。

=つまり日記

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自分としては専門家の意見でもなく、一般人の感想として新型コロナウイルスに対しては正しく恐れるのがいいのかなと思います。

少なくとも基礎疾患のない、65歳までの人の致死率は低く、そこまで恐れる必要はないのかなと思います。

 

それで後は駄文なんですけど、twitterとかで同期の様子見ていると新型コロナウイルスの対応で大変そうなんですよね。その中で自分の診療にはそんなに影響が大きくないなって感じました。なのでその原因を考えたので以下に書いていこうと思います。

田舎の海辺の牧歌的な病院のためコロナウイルスの話題が少ない

もともと田舎の患者さんは人との接触が少ない人が多いです。定年退職後の人が多く、仕事に毎日行く必要がある人が少なく、感染リスクが少ない人が多いです。また、ステロイドを内服している人や血糖値が極端に悪い人などは田舎の病院でなく大学病院や内科が併設された場所で見られる場合が多いのか、自分の外来ではほとんど見たことがありません。なので友人に聞くと、外来で結構コロナウイルスのことを聞かれることが多いみたいですが、自分の外来では1,2回しか話題にしませんでした。

熱がある人は来ない

熱があったら内科に行くんですよね。精神科には熱があったら来ない。

内科は初診でたくさん見て、しかも主訴が発熱の人は大変多いと思います。しかし、精神科は再診が主です。精神科の初診は1時間はかかるので、初診は一枠で大体一人。なのでほとんど熱がある人がいません。診療の構造が内科とまず違うんですね。

再診の人も自分の外来は半分ぐらいの人が予約外で来る人なのですが、そういう人も今日は少なかったです。

ニュースに対して感度が高い人が少ない

 

blogos.com

本日の記事は上記のシロクマ先生の記事を読んでて書こうと思ったんですけど、

自分の外来や入院患者さんには世間のニュースに対して反応して不安になってしまう人が少ないかなと思いました。通勤とかでマスクしている人がたくさんいるのを見たりとかするとびっくりするのかな。田舎だとニュースに反応して不安で不安で…みたいな人は少ないのかなって思います。

まとめ

書いてて思い出したんですけど、入院患者が新型コロナウイルスを不安に思って外出を渋っていたのを思い出しました。やっぱり影響ありましたね(笑)

不安には寄り添ってあげられるといいですよね。

 

それで今日言いたかったことはですね。不安に思って行動が変わるならいいですけど、不安に思って行動が変わらないんだったら、不安に思うだけ損じゃないですか。

それで自身の症状を悪化させたら大損だと思うんですよね。

だからできる感染予防策をとって、あとは思いつめないほうがいいのかなって思いました。少なくとも精神的にはね。

自分の外来の患者さんも(精神的な)病状が悪化せず過ごしてくれればいいなぁ。